ギャップ
見た目や第一印象と中身が同じ人は少ない。
最近、年齢・性別・国籍・学部を超えた人たちが集まる環境に身を置いている。
そこで本当に色々な人々に出会った。
印象がプラスになった人たち。
見た目はクールだけど、中身はとてもお茶目で乙女な人。
第一印象は創造力がぶっとびすぎて変人(ごめんなさい笑)だったけど、実はとても真面目で、人を喜ばせる精神にあふれている人。(留学時、ホームステイ先のこどもたちを楽しませるために、1からアニメを創った人。以下のURL)
逆に印象がマイナスになった人たち。
一見誰に対しても笑顔で人当たりがよさそうだけど、悪口が止まらない人など。
見た目と中身が一致しないからこそ、見た目や第一印象でこの人とは合わないと思って避けるのはとてももったいない。
色んなタイプの人に興味を持って、積極的に話しかけてみようと思う。
普通って
「普通だね。」「普通じゃないね。」
よくある会話。でもその"普通"って誰が決めたんだろう。
普通について考えさせられる、村田紗耶香著の「コンビニ人間」を最近読んだ。
この本の主人公は36歳で未婚、彼氏なしでコンビニエンスストアで18年働く女性だ。
彼女は子供の頃から変わり者で、周囲から「普通でいること」を求められた。その後、マニュアル通り働けるコンビニ店員として、常人を演じていた。しかし、自身の加齢と新たな世代の人との出会いにより、その生き方に限界がやって来るという話。
女性は結婚して出産することが幸せ。男性は金を稼ぐことが使命。正社員が勝ち組。
など多様性が広がる現代においても、社会から押し付けられる平均的な普通。そして、その基準から外れている人を排除しようとする社会。ぼーっと生きていると、その渦に巻き込まれてしまう。
ネタバレになってしまうが、主人公は最後、初めて周囲の意見に囚われず、自分の意志で自分の道を決める。その瞬間は、文章からイキイキと主人公が歩む光景が目に浮かんだ。やはり、自分の好きな事をする人生を送ることが幸せなんだと実感した。
”普通”という言葉を安易に使わないようにしようと思った。
運命
人生には自分ではどうにもできない運命に出会う事もある。そんな時、運命にどう立ち向かうか、どう受け止めるかが大切。
運命が起こる要因は外的要因と内的要因があると思う。
外的要因は、自分でコントロールできない事。
環境、社会情勢、遺伝、周囲の変化など。
内的要因は、自分でコントロールできる事。
行動の結果など。
昨今の新型コロナウイルスの影響では外的要因による運命に遭遇することも多い。
パナソニックの創業者の松下幸之助は「運命の持つ意味を変える」ことが大切だと
述べている。【谷井昭雄著作「松下幸之助 ものづくりの哲学」】
人は不幸な運命に出会うと、どうしても後ろ向きになる。
松下幸之助は一般的に見れば以下の状況であった。
①貧乏な家に生まれ、不自由な生活を強いられた。
②働くため、小学校すら卒業できなかった。
➂病弱な体で自分だけではできないことも多かった。
そんなマイナスな状況下をプラスに捉えた。
①貧乏だったからこそ、早く世の中に出ることができ、社会勉強ができた。
②学校を出ていないからこそ、周囲が賢く見え、周囲の人の意見を素直に聞けた。
➂病弱だからこそ、周囲の人を信頼し任せたら、期待に応えてくれることを知った。
そうすることで、現在のパナソニックを築き上げた。
外的な運命は変えられないが、前向きに解釈することで、運命の持つ意味を変える事はできるし、その力は今後特に必要なんじゃないかと思う。
死ぬほどの恋
最近、ようやくテラスハウス(ハワイ版)を見終わった。
ハワイのめっちゃ綺麗な景色とかガイニキの甘酸っぱい感じなど見どころはたくさん。中でも一番印象に残ったのは、「死ぬほどの恋」をしに来たギルティ侍、大志さん。
好きになった人にはもちろん、一緒に住んでいる住人に対しても、別れ際に感極まって泣いたり、真剣に怒ったり。もちろん、批判的なコメントもあると思うけど、私は他人に対して、それだけの熱量で向き合える事ってすごいなあと尊敬した。
就職活動でも、恋愛で人と本気で向き合ったことがある人は、納得のいく結果を得ている事が多いように感じた。それはきっと、その人が魅力的である事、エネルギーが溢れている事、アピールの方法がうまい事、明るい事など色んな要因があると思う。
私も、目の前のタスクが落ち着いたら、人生で初めてめっちゃ気になってる人に本気で向き合ってみようと思う。
合わない人とも
性格が合わない人とも、いがみ合わず、傷つけ合わない関係を築くことは大切。
普段、生活をしていて、気が合わない人を自然と避けてしまう人は多いのではないだろうか。私自身、自分と気が合う人とだけ仲良くしていたらいいと思っていた時もあった。でも今は、合わない人とも関係を築こうとするし、むしろとても仲良くなったりするから、積極的に関わろうとしている。
最近、私(ゲームを全くしない)は2人の日本オタクの留学生に会った。一人は、自分とゲームの話ができる人としか話さない留学生。もう一人は、ゲームの話ができる人とはゲームの話を、それ以外の人には違う話題を話す留学生。
前者は、私に全く興味がなく、正直に言うと日本語はあまり上達していなかった。後者の留学生は、私に興味を持って積極的に話しかけてくれて、どんどん日本語が上達した。
全ての話題を話せなくても、この人には趣味の話、この人には日常の話など、意識的に相手が好む話題を話すことで、どんな人とも仲良くなれると思う。
これは斎藤孝著の「友達ってなんだろう」という本にも記されていた。気が合わない人こそ、良好な関係を築くことが大切だと。
社会においては、気が合わない人とも仕事をしなければならない場面は必ず出てくる。その際に、大人な対応が出来るかどうかで、仕事の質や効率も変わってくると思う。
だからこそ、学生時代から、気が合う人だけでなく、合わない人ともうまく付き合う能力を身に付けることは大事だなあと思う。
離れていても
離れていても、お互いを励まし合い、高め合える友だちは大切。
私は男女6人が共同生活を送るリアリティーショーを見ることが好きだ。最近見た、あるシーンでハッとさせられた。2か月間住んでいた住人が家を去る場面である。
メンバーの一人が去る人に対して「ずっと一緒にいるだけが友達じゃない。遠くにいても、お互い頑張って、それを知って、また頑張ろうって思える関係も友達だから、これからもそういう関係でいたい。」と話していた。
それを聞いて、無意識のうちに友達っていうのはその場にいる人って思っていたけど、遠くにいても高め合える関係でいることも友達だと気づいた。
この話は斎藤孝著作の「友だちってなんだろう?」という本でも記されていた。
この本では、友達をお互いを高め合える関係と定義づけていた。
この本は一生使える人間関係をうまく構築する方法について書いている。友だちについてはあまり勉強する機会はなかったけど、この本はとても勉強になったし、もっと早く知りたかったと思った。上記の本で印象的だったことを、今後綴っていこうと思う。