運命
人生には自分ではどうにもできない運命に出会う事もある。そんな時、運命にどう立ち向かうか、どう受け止めるかが大切。
運命が起こる要因は外的要因と内的要因があると思う。
外的要因は、自分でコントロールできない事。
環境、社会情勢、遺伝、周囲の変化など。
内的要因は、自分でコントロールできる事。
行動の結果など。
昨今の新型コロナウイルスの影響では外的要因による運命に遭遇することも多い。
パナソニックの創業者の松下幸之助は「運命の持つ意味を変える」ことが大切だと
述べている。【谷井昭雄著作「松下幸之助 ものづくりの哲学」】
人は不幸な運命に出会うと、どうしても後ろ向きになる。
松下幸之助は一般的に見れば以下の状況であった。
①貧乏な家に生まれ、不自由な生活を強いられた。
②働くため、小学校すら卒業できなかった。
➂病弱な体で自分だけではできないことも多かった。
そんなマイナスな状況下をプラスに捉えた。
①貧乏だったからこそ、早く世の中に出ることができ、社会勉強ができた。
②学校を出ていないからこそ、周囲が賢く見え、周囲の人の意見を素直に聞けた。
➂病弱だからこそ、周囲の人を信頼し任せたら、期待に応えてくれることを知った。
そうすることで、現在のパナソニックを築き上げた。
外的な運命は変えられないが、前向きに解釈することで、運命の持つ意味を変える事はできるし、その力は今後特に必要なんじゃないかと思う。